フィリッポ・ゴリーニ
シューベルト・ピアノソナタの深淵へ臨む
チケット / 全席自由(整理番号順入場)
早期申込 | 前売/当日 | |
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一般 | 4,000円 | 4,500円 |
学生 | 2,000円 | 2,000円 |
ペア | 7,000円 | 8,000円 |
Web Live Concert | 1,200円 |
プレイガイド
(2025年4月11日販売開始予定)
そのお気持ちをチケットにかえて、ご家族、ご友人とお越しいただけましたらうれしく思います。
フィリッポ・ゴリーニ(ピアノ)
/ Filippo Gorini, Piano
現在29歳のフィリッポ・ゴリーニは、2015年にボンのテレコム・ベートーヴェン国際コンクールで優勝、および聴衆賞を受賞し、2020年にボレッティ・ブイトーニ賞、2022年にはイタリアで最も権威のあるアッビアーティ賞の最優秀ソリストを受賞している。
ミラノ・スカラ座、アムステルダム・コンセルトヘボウ、ベルリン・コンツェルトハウス、ウィーン・コンツェルトハウス、ハンブルクのエルプフィルハーモニー、ロンドンのウィグモアホール、チューリヒ・トーンハレ、そしてパリのルイ・ヴィトン財団、ヴァン・クライバーン財団など一流の舞台で幅広く演奏を行っている。またオーケストラとは、ローマのサンタ・チェチーリア国立アカデミー管弦楽団、ザルツブルク・モーツァルテウム管弦楽団、ミラノのヴェルディ交響楽団、フランダース交響楽団などと共演。
室内楽にも力を入れ、マルク・ブシュコフ、イタマール・ゾーマン、パブロ・フェランデス、ブランノン・チョー、エリカ・ピコッティらと共演し、マールボロ音楽祭、プルシア・コーヴ室内楽セミナーへ出演。そしてスティーヴン・イッサーリスとともにクロンベルクで開催された 「Chamber Music Connects the World 」などの著名な音楽祭に参加している。
現代音楽作品にも積極的に取り組み、シュトックハウゼン、クルターク、ブーレーズ、ラッヘンマンらの作品の演奏や新作初演も多い。
2023/2024年シーズンにはミラノ・スカラ座、カーネギーホールにデビュー、ダニエレ・ガッティ指揮/フィレンツェ五月音楽祭管弦楽団と共演、またニューヨーク、ボストン、フィラデルフィアなどでマールボロ音楽祭の室内楽ツアーを行った。
アルファ・クラシックスから3枚のCDをリリースし、ベートーヴェンのディアベッリ変奏曲、ハンマークラヴィーア・ソナタ、ソナタ第32番op.111を収録したアルバムはディアパソン金賞のほか、ガーディアン紙、BBCミュージックマガジン、ル・モンド紙などで5つ星を獲得するなど、高く評価されている。2021年に録音したJ.S.バッハ「フーガの技法」は、ル・モンド紙の2021年のベスト・アルバムの一つにノミネートされた。
現在進行中の学術的プロジェクト「フーガの技法 探求」では、演奏能力だけではない彼のビジョンと創造性を発揮しており、ピーター・セラーズ(演出家)、フランク・ゲーリー(建築家)、サシャ・ヴァルツ(振付家)、アレクサンドル・ソクーロフ(映画監督)、アレクサンダー・ポルツィン(彫刻家)、アルフレート・ブレンデルらとバッハの音楽について行ったダイアローグの映像を収録、RAI5とRaiPlayでリリースされた。今後国際的にも放送される予定である。
また2025~2026年におこなう「Sonata for 7 cities」のプロジェクトではウィーン、ケープタウン、香港、ポートランド、ミラノなどの世界の7つの都市において、長期間滞在し、演奏だけでなく地域に根ざしたアウトリーチ、マスタークラス、慈善事業をおこなうほか、7人の現代作曲家に新曲委嘱をして初演する予定。このプロジェクトに対して権威あるフランコ・ブイトーニ賞を受賞している。
ベルガモのドニゼッティ音楽院とザルツブルクのモーツァルテウム大学を優秀な成績で卒業。その芸術的成長は、マリア・グラツィア・ベロッキオ、パヴェル・ギリロフ、アルフレッド・ブレンデル、内田光子らの指導によって支えられている。
リヒテンシュタイン音楽アカデミー、ブリティッシュ・コロンビア大学、王立ウェールズ音楽大学、ベルガモとシエナの音楽院ではマスタークラスを担当。
初来日は2023年3月で、大井剛史指揮/名古屋フィルハーモニー交響楽団と酒井健治の協奏曲を初演、2025年6月には同団定期演奏会にてブラームスのピアノ協奏曲第2番を演奏およびリサイタルをおこなう。