若林顕
ベートーヴェンピアノピアノソナタ全曲演奏会第1回
チケット / 全席自由(整理番号順入場)
早期申込 | 前売/当日 | |
---|---|---|
一般 | 4,000円 | 4,500円 |
学生 | 2,000円 | 2,000円 |
ペア | 7,000円 | 8,000円 |
Web Live Concert | 1,200円 |
プレイガイド
(2024年8月22日より)
ペアチケットの取扱はルンデのみです。
ブレイクカフェでもチケットを販売しております。
そのお気持ちをチケットにかえて、ご家族、ご友人とお越しいただけましたらうれしく思います。
若林顕(ピアノ)
/ Akira Aakabayashi, Piano
20歳で第37回ブゾーニ国際ピアノ・コンクール第2位、22歳でエリーザベト王妃国際コンクール第2位の快挙を果たし、一躍脚光を浴びた。その後国内外の多数のオーケストラとの共演や国内外でのソロ・リサイタル等、多忙な演奏活動を展開し、現在に至るまで常に第一線で活躍し続けている。
東京藝術大学で田村宏氏に、ザルツブルク・モーツァルテウム音楽院、ベルリン芸術大学でハンス・ライグラフ氏に学ぶ。
第3回出光音楽賞、第10回モービル音楽賞奨励賞、第6回ホテルオークラ賞受賞。
2002年にニューヨーク・カーネギーホール(ワイル・リサイタル・ホール)で鮮烈なリサイタル・デビューを果たし、カナダ・トロントの「ミュージック・トロント・チェンバー・ミュージック・シリーズ」やシカゴの「マイラ・ヘス=リサイタル・シリーズ」で大成功を収めて再招聘されるほか、フランス・ナントでの音楽祭「ラ・フォル・ジュルネ」、ストックホルムの「アモリナ・リサイタルシリーズ」などにも出演。また、英国マンチェスターの「ノーザン・カレッジ・オブ・ミュージック」でのマスタークラス、フランス・ティーニュの「ミュージック・アルプ」Music Alp等、活動領域を着実に拡大している。
共演したオーケストラは、NHK交響楽団をはじめとする国内の主要なオーケストラのほか、ベルリン交響楽団、サンクトペテルブルク交響楽団、ロシア・ナショナル管弦楽団、エーテボリ交響楽団、ノールショピング交響楽団、リンブルク交響楽団、パドゥルー管弦楽団、スコットランド室内管弦楽団といった海外の名門オーケストラも多数。ゲンナジー・ロジェストヴェンスキー、ゲルト・アルブレヒト、アレクサンドル・ラザレフ、ダニエル・ハーディング、オスモ・ヴァンスカ、ウラディーミル・スピヴァコフ、ゲルハルト・ボッセ、ヘルムート・ヘンヒェンといった名指揮者とも数多く共演している。
室内楽の分野では、カルミナ弦楽四重奏団、ライプツィヒ弦楽四重奏団、ウィーン八重奏団、コリア・ブラッハー、スティーヴン・イッサーリス、カール・ライスター、フランソワ・ルルー、ラデク・バボラクなど、内外の名手達と数多く共演し、好評を博している。また、近年はヴァイオリニスト鈴木理恵子とのデュオで、作品の本質に迫る深い音楽性が各地で非常に高い評価を受けている。
レコーディングではこれまでに多数のソロ・アルバムをリリース。2013年以降続々とリリースされた、「ラフマニノフ:ピアノ・ソナタ第2番、前奏曲」、「ベートーヴェン:3大ピアノ・ソナタ」、「チャイコフスキー:くるみ割り人形(ピアノ独奏版・世界初録音)」、「リスト:ピアノ作品集」、「チャイコフスキー:ピアノ協奏曲第1番(ラザレフ指揮日本フィルとのライヴ)」、「ショパン:エチュード全集」、は全てレコード芸術・特選盤となり、極めて高い評価を受け続けている。
2018年リリースの最新盤「ショパン:エチュード全集」では、レコード芸術で「これは超弩級の形容がふさわしい、稀に聴くほどの名演譜である…詩人ショパンの微笑が、難技巧を超えて輝く名演…これを待っていた、」(濵田滋郎氏推薦)、「1音の存在感、鉄壁の技術と洗練された音楽性…唯一無二の音楽が響いている。知情意の均衛のとれた名演である」(那須田務氏推薦)と評された。
また、2014年以降リリースされた鈴木理恵子とのデュオによるCDも「シューベルティアーナ」、「モーツァルト:ヴァイオリン・ソナタ集Vol.1」、「レスピーギ&フランク:ヴァイオリン・ソナタ」(いずれもレコード芸術準特選盤)、「モーツァルト:ヴァイオリン・ソナタ集Vol.2、Vol.3」(いずれもレコード芸術特選盤)、と常に高い評価を受けている。
リサイタルにおいては2014年と2016年にサントリーホール(大ホール)でソロ・リサイタルを行い、「類のない高次元の名演」「圧巻のリサイタル」と評され大成功をおさめた。2020年11月には4年ぶりに東京芸術劇場コンサートホールでソロ・リサイタルを行い、「ポリーニのショパン・エチュードのCD帯にあった『これ以上何がお望みですか』ではないが若林の技巧も然り。感服した」(「音楽の友」上田弘子氏)、「こういうピアニストが居たんだ、日本にも。胸に沁んでゆくその想いは、アンコールの最後まで尽きることなく湧き上がった。日本にも、という言い方は正しくない。思い浮かべ得たのは A・シフくらいだろうか。」(「Mercure des Arts」丘山万里子氏)と評された。
また、自身では3回目となる「ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ全曲シリーズ」を2017年に完結し、2018年より「ショパン:ピアノ作品全曲シリーズ」を新たに開始。「エチュードOp.10全12曲」を含むリサイタルでは、「完璧なエチュード ヴィルトゥオーゾ・ピアニストの本領発揮」と大絶賛された。