KIDSの即興ディベート?
『KIDSの即興ディベート!』は、誰でもカンタンに公式ルールを守りながら「即興型ディベート」を体験することができる教材です。
お題に対して<賛成>・<反対>の立場に分かれ、それぞれの立場から議論することで、ものごとを論理的に考えたり、人に伝えたりする力を磨けるゲームです。
教材のポイント
パソコン/タブレット1台でOK!
eコンテンツ教材『KIDSの即興ディベート!』では、タブレットやノートパソコン1台で、誰でも手軽に即興型ディベートを体験することができます。
公式ルールがわかるアニメつき!
公式ルールがわかるアニメ教材「おしゃべり森のどうぶつたち」も併録されていますので、はじめて即興型ディベートを実施する方でも安心して取り組んでいただくことができます。
楽しめる世界観!
舞台は近未来の宇宙。移住計画を担う宇宙連邦の事務局長、ブッパダール・パルバッドのアテンドで、子どもたちはキッズ訓練生としてゲームに取り組みます。
*この教材は、一般社団法人パーラメンタリーディベート人財育成協会(PDA)監修の元、開発されています。
ルール
チームに分かれ、それぞれ「賛成」「反対」「ジャッジ」の立場を決める。
チームのなかで役割を決める。
作戦タイムで、自分のチームの意見を考える。
ターンごとにスピーチとジャッジを行う。
(ディベート)
ジャッジが結果発表をする。
ターンごとの振り返りや、本当の自分だったらお題に対してどう思うかについて話し合う。(弁証)
弁証とは?
ディベートの勝ち負けももちろん大事ですが、そのディベートをチームを越えて振り返ったり、本当の自分ならどういう意見を持つか、新たな知恵を生み出せるか、という「弁証」のプロセスを、この教材では大事にしています。
「即興型ディベート」?
即興型ディベート(パーラメンタリーディベート)とは、一つの論題に対し、肯定と否定チームに分かれ、各々のチームが第三者を説得させるパブリックスピーチ型のディベートです。論題は、社会、政治、倫理、環境、国際問題など多岐にわたります。
論題が発表されてから、15~30分程度の短い準備時間の後、ディベートを開始します。ディベートをする者は、肯定か否定チームのいずれに属するかを自ら選ぶことはできず、自身の意見とは異なる観点からの主張も考えなければならないことがあります。
世界では、教育現場にてパーラメンタリーディベートが広く導入されています。ブレア元首相など政治家をはじめ、パーラメンタリーディベートの経験を活かし、多くの人々がグローバルに活躍されています。
(参照:一般社団法人パーラメンタリーディベート人財育成協会 https://pdpda.org/debate/)
監修者からのメッセージ
チュートリアル動画
活動の流れを動画でわかりやすく解説!
利用の流れ
利用にあたって
- 対象者年齢:10〜12歳(小学4年生〜小学6年生)
- 参加可能人数:4〜12人
用意するもの
- パソコンもしくはタブレット教材「KIDSの即興ディベート!」をダウンロードしたパソコンまたはタブレット1台(※動作環境については、ダウンロードページをご覧ください。)
- 配布プリントディベート中に子どもたちが記入する作戦シート・スコアシート・フローシートを印刷します。付録教材からダウンロードできます
ダウンロードして準備しよう!
1.教材をダウンロード
メニューバーの右上、もしくはこのページの一番下のボタンからダウンロードページに移動し、ノートパソコンもしくはタブレットに教材をダウンロードします。 |
2.事前設定
教材の最初では、各チームの人数やジャッジを誰がするか、観せる動画などの設定を行います。設定画面を印刷することもできます。 |
3.開催
参加者が集まったら、早速即興ディベートをスタートしましょう!画面の指示に従って、教材を操作・進行してください。子どもたちが自ら操作する場合には、指導者はその支援を行います。 |
教材本体
ダウンロードページよりダウンロードできます。※インターネット環境が必要です。
教材ダウンロードページへ →資料の準備
必要な資料をダウンロードして印刷します。
配慮のポイントなどをおさえた指導者マニュアルやQ&A、また、スコアシートなどの子どもたちを支援するワークシートなどがあり、適宜使用できます。
各PDF資料
- 指導者マニュアル
- Q&A
- 付録教材(作戦シート/スコアシート/フローシート)
Q&A
雰囲気を高めるための、スピーチ中の応援やヤジなどはしてもいいのか?
「そうだそうだ!」などの野次は言わないようにしましょう。
雰囲気というのを感情的に表現したり団結力で争うものではなく、 意見や対話などのコミュニケーションを繰り返すことで「理性的で、お互いへの敬意が感じられる雰囲気」を作り上げることが理想です。
自身の意見に対して、論理的なものではなく、感情をあらわにした主張や反論をされたらどうしたらいい?
ディベート中に割って入るのは、意見の表出およびディベートの流れを中断することになるため、あくまでフィードバックの際に指導するのが適切と考えます。
ディベート後には、指導者がそれまでの議論を整理し、感情的ではなく論理的な内容例を示しましょう。
スピーチのアイデアの出し方を教えて!
子どもたちにもわかりやすい説明をしたい時は、おしゃべり森の動物たち「アイデアの出し方とスピーチの方法」を見てみてくださいね。
教材の内容::ルール学習アニメ →参加者から事前にお題を教えてほしいと言われました。どうしたらいい?
事前にお題について準備をしておくディベート形式は別にありますが、この教材では、「即興”型”ディベート」というディベート形式を用いたプログラムとなっています。お題が発表されてから15分の短い準備時間しか与えられませんが、参加者は、自分の意見とは異なる観点からお題について考える必要があります。
そのため、普段からさまざまなお題について興味を持って自分自身で考える習慣が重要です。
学年に合わせ、その場で少なくとも賛成理由2つ、反対理由2つが出せそうなお題を設定しましょう。教科書で出てきた話題や学校生活など身近なお題は取り組みやすいです。
即興型ディベートに関する参考図書はありますか?
この教材を監修いただいている一般社団法人パーラメンタリーディベート人財育成協会のサイトにて参考書籍が出版されております。
https://pdpda.org/debate/educational-materials/
授業でできる即興型英語ディベート(PDA)
著者:中川 智皓
出版社:NE出版