出演者、音楽事務所および主催者の皆様へ
(ルンデのルール その.1)

 コンサートへの出演の問合せ、企画の提案等、小規模ながらも内容が重複する問合せを多くいただくようになりましたので、各種の返答と公演形態の位置づけを公開いたします。広く慣習化していることとからズレていることもあるようですがルンデにおける基本ルールとしてご理解いただきますようお願いします。

招待券について

 ルンデ主催公演の招待券の発券については、下記ルールでお願いしています。多くの方に寄附をお願いしながらの公演ですのでご協力いただけると助かります。
  • 師匠筋、親族、お世話になっている方等の縁故招待については1公演あたり4枚程度まで無償
  • 営業(他主催者、オーケストラ事務局等)招待に関しては有償発券で承ります(出演料お支払い時に相殺)
 なお、ルンデ主催公演については、新聞記者、音楽評論家の取材でルンデから招待券を発券しておりませんので、コンサートの記事・評論等の執筆に関する鑑賞でも他のご来場者様同様チケットをお求めください。

 かつての「ルンデの会例会」では招待券の発券はありませんでしたが、時はながれ慣習もかわり、それに抗うこともあまりよろしくないのではと考えました。当ホールは席数も限られており、ルールを明確にし公開することで、寄附をしていただいた方達、チケットを買ってご来場いただいた方達への礼儀といたします。

同地区の同時期のコンサート開催について

 ルンデ主催公演決定後であっても基本的にはご自由に公演企画をしていただいて問題ありません。
 前後2ヵ月の日程かつ名古屋市および名古屋市近隣の市町村での公演企画の場合は早めにご相談ください。相乗効果がうまれるような内容・企画にできるよう努力いたします。
 半年内で同地区で行われるコンサートについては決定後で構いませんのでお知らせください、チラシの配布等お互いに協力していきたいと考えております。
 

ルンデ主催公演時のチラシ折込依頼について

 資源の有効利用、ゴミの削減のため出演者が関係する(出演する)コンサートのチラシ以外のプログラムへの折込はしておりません。
 コンサートチラシ配布をご希望の主催者の方は、事前の連絡は必要ありませんので対象のコンサートの前日までに届くようにチラシを50〜100部程度「レターパックライト」等でお送りください。ホール入り口前のテーブルに置き来場者に手に取っていただけるようにしております。残部に関しては、ホールおよびカフェ前のパンフレットスタンドのスペースに余裕があればで開催日まで配布いたします。残部の引き取りをする場合は、対象コンサートの終演時にホールまでお越しください。
 パンフレットスタンドのみの配布も可能です。

アーティスト(出演者)による企画提案について

 アーティストが主に企画するコンサートについては、音楽事務所が関与しなくても開催できますので積極的にお問合せください。
 企画提案される場合は、ルンデ主催として「ルンデ主催公演」「Jazz Runde」「Half Time Runde」、デイブレイクフレーバー主催として「アコースティックライブ」「オープン・ザ・ドアコンサート」「ベビーカーコンサート」等があります。内容等により公演形態を提案いたします。
 ご自身が主催する場合は「協力コンサート」もしくは「貸しホール」にお申し込みください。
 なお、アーティスト支援として、出演料等などの報酬を管理するアーティストマネジメントは協力会社の有限会社イーキュー(インボイス対応)にて承ることも出来ます。

主催事業者による企画提案について

 主催事業者(音楽事務所および出演者以外)による企画については「貸しホール」または「協力コンサート」をご利用ください。
 ホール、人員等の無料利用の目的が透けてみえる主催事業者によるルンデ主催の依頼が増えて困惑しております。ルンデの目指す「音楽の場」へのご理解をお願いしたいと思います。
 愛知県外の主催事業者の方で「Halle Runde」でのコンサートマネジメントをご希望の方は、株式会社デイブレイクフレーバーまでお問い合わせください。

マスタークラス・公開レッスンについて

 マスタークラス、公開レッスン、音楽ワークショップ等については、開催形式が複雑になりますので、決まった形をとれません。企画をお持ちの方でルンデと一緒にとご希望の場合は、都度ご相談いただければと思います。

Web Live Concert について

 ルンデ主催公演では、特別な事情(出演者の意向、著作権、技術者の不在など)がない限り、コンサートのインターネット同時配信を行っています。
 遠方の方、ご病気等で来場が出来ない方など、芸術文化に触れたくても機会を得るのが困難な方達への参加機会を増やすことを主目的として行っています。
 また、アーティスト支援として、配信時の動画を記録や今後の宣伝広告の素材として利用していただけるよう提供しています。コンサート後のオンデマンド配信をご希望の場合は、契約時にお知らせください。

ルンデ主催公演の位置づけ

 国内外のアーティストを招いて広く一般市民向けのコンサートや演奏会などをおこないます。
 芸術文化を地域に広め、芸術文化活動を活性化するために広く一般市民向けのコンサートや演奏会を企画しWebサイト、プレイガイド等を通じて開催を周知します。公演機会の少ない企画や学術的に意義のある企画も積極的に採用し芸術文化の伝播に貢献できるよう努めています。
 公演チケットの金額設定については、首都圏等で同一内容の一般市民向けの公演がある場合は、それより安価に設定することで参加機会を増やしています。また、ペアチケットは同一公演のチケットを2枚購入する金額からの割引金額を設定し、親族友人知人を巻き込んでの公演参加への機会を増やすために設定しています。これらのコンセプトは「花束よりチケットを」というメッセージに変えて、常にチラシ、WEBサイトに記載することで伝えています。
 また、公演への参加機会を増やすために、コンサートのインターネット配信も同時におこなっています。

 主催公演は理事が企画し、評議員が開催が妥当かを評価をして決定します。
 出演者の選定基準の基本は以下の実績を最低でも2件以上満たしていることとしています。
  • 国際コンクール(国内開催でも国外参加も可能な場合を含む)の上位入賞者
  • 演奏家、大学教育者として継続的にコンサート活動をしている者
  • CD、書籍、楽譜等の商業商品を流通会社を通じて発表している者
  • 愛知県内で継続的にコンサート活動をしている者
  • 既出演者の複数よりの推薦のある者
 活動実績とは別の基準も設けております。
  • 演奏曲、演奏楽器の演奏機会の希少性、学術的な意味づけも加味したプログラムを企画できる者
  • 来場者や地域住民のリクエスト等も反映したプログラムにそう者
 なお、客観的な指標のない判断基準に関しては、代表理事が中心となり、理事、評議員および監事が協議をして選定基準相当であるか判断をしています。
 出演者の選定において、被選定者に選定者の親族等(同居人、2親等以内の親族)の利害関係者が含まれる場合は、該当する選定者は選定に関与していません。

アンコール・終演後のサイン会について

 ルンデ主催公演では、アンコール曲を事前にお知らせいただく必要はありません。プログラム終了後、出演者の意向で有無をふくめて決めてください。著作権使用料の支払いの実務上、作曲者名と曲名はコンサート終了後で構いませんのでお知らせください。
 また、時間の許す限り、終演後にホールにて、サイン会の開催を物販購入の有無に限らずお願いします。お帰りおよび次の目的地への交通機関の予約は終演時間から90分程余裕をみていただけると助かります。

CD販売等物販について

 ルンデ主催公演では、CD販売等の物販については出演者に一任しております。CD販売をご希望の場合は、出演者お手持ちの場合はご持参ください、同行のマネジャー不在の場合はスタッフが販売いたします。レコード販売会社、CDレーベル等の方が販売をご希望の場合は、販売店にご依頼ください。ホールの利用規程に従い販売手数料のお支払いをお願いします。

協力コンサート(共催)の位置づけ

 アーティスト自身が公演を企画する際に、プログラムがルンデ主催公演同等の内容であることを条件に共催アーティストをWebサイトより募集し、主催公演同様に選定します。企画の補助、公演準備、公演運営等の関与度合いを協議し、協力コンサートとして公演開催を補助します。広く一般市民むけの公演を増やし、アーティストの出演機会を増やす目的で行います。
 Halle Rundeで開催される貸しホールでの音楽公演企画については、チケット販売協力のみを2025年10月以降に始めます。広く一般市民向けにチケットの購入機会を増やすことで、芸術文化活動を活性化させる目的があります。
 なお、音楽事務所、主催事業者の企画については、アーティストの代理応募として取り扱います。

企画協力(後援)の位置づけ

 主に企業が主催するコンサートの企画協力を後援としておこないます。後援に関する判定基準は以下の項目をすべて満たしている場合に限ります。
  • 文化および芸術の振興を目的とした地域貢献事業
  • 入場無料であること
  • 来場者(参加者)を公募すること
 後援する企業はWEBサイト等から募集し、企業の社会貢献事業等の姿勢を中心に継続性の有無を含めて役員で協議し選定します。
 開催の趣旨に沿った出演者の選定を主催公演同様の基準でおこない、コンサート当日のステージまわりの補助業務をおこないます。会場は「Halle Runde」に限りません。
 また、インターネット配信コンサートも同基準で企画協力いたします。
 「問合せ」ページよりお申し込みください。

貸しホールの位置づけ

 音楽ホール、Halle Runde(ハレ・ルンデ)は、株式会社デイブレイクフレーバーが所有・管理するホールです。
 このホール名は「ルンデ(Runde)」の商標権を所有する一般財団法人ルンデが商標の利用を許可して命名されています。「貸しホール」の申込先については、デイブレイクフレーバーとなることご承知ください。
 Halle Rundeで行われるルンデが主催、協力等するコンサートについては、ホール使用料をルンデがデイブレイクフレーバーに支払って行っています。
 また、株式会社デイブレイクフレーバーと建物所有者の大和ハウスリアルティマネジメント株式会社との間で定期建物賃貸借契約を結んでおり、契約満了(2047年8月24日予定)まで、あと267ヵ月(8,137日) となっています。

オープン・ザ・ドアコンサートについて

 株式会社デイブレイクフレーバーのホール有効利用のための公募企画です。
 ホールのドアを解放したまま、客席の照明もつけて、いつでも出入り自由なストリートライブを思わせるミニコンサートです。チケットの販売はしません。
 開催日については、貸しホールの貸出区分に「練習」が適用される70日前以降(ex. 7月22日開催の場合は5月13日以降)に申込の受付を開始します。貸しホールのスケジュールを確認のうえ「問合せ」ページよりカテゴリ「コンサート企画(演奏家)」より、希望日(複数が望ましい)、開演時間、出演者、内容を記載のうえお申し込みください。
 古楽から現代曲、Jazz、Popsまで非電源であればどのようなコンサートでも大丈夫です。60分程度のコンサートを気楽に企画してください。受付、誘導(各1名)はデイブレイクフレーバーにて行います。
 参加費は無料(投げ銭)か大人1,000円・学生500円のどちらかで設定してください。出演料として売上の50%をお支払いいたします。
 開催日以外の練習は、別途お申し込みください(有料)。また、終演後の掃除等の片付けのお手伝いをお願いいたします。