一般財団法人ルンデ

コンサート

ルンデ 第1回公演
Horszowski Trio
[ホルショフスキ・トリオ]
2018117日(水)
19時開演(18時半開場)
昭和文化小劇場
Program
  • Schumann
    Piano Trio #1 in d minor, Op.63
  • Wuorinen
    Piano Trio (1983)
  • Shostakovich
    Piano Tro #2 in e minor, Op.67
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Program Note

 チャールズ・ウォリネン(Charles Wuorinen)は現在アメリカを代表する作曲家です。数学的理論を作曲の礎としており、複雑で幅広い跳躍等々、技術的にも難易度の高い曲が多い。
今回演奏するピアノトリオは、1983年アーデン・トリオにより初演されました。

初演当時(1983年10月10日)のニューヨークタイムスの記事によると、

This one-movement work that lasts approximately 10 minutes is hardly a simple composition, but its complexity is not forbidding.

In much of the music, the violin, cello and piano play busily at the same time, but the resultant textures have a certain clarity nonetheless. One can easily tell what each instrument is doing and - even on first hearing - sense the relationships of the musical lines to one another. There is a nice balance between agitation and repose, and when the gentle minor-mode ending of the piece is reached, the listener feels that the musical journey taken has been well plotted and nicely worked out.
とあります。要約すると、
「激しさの中にも明快さがあり、はじめて聴く場合でも、それぞれの楽器どのような演奏しているのか比較的に簡単にわかり楽器同士の関係を感じることが出来る。バランスのよい曲体験ができる」

引用元:https://www.nytimes.com/1983/10/10/arts/chamber-music-arden-trio.html

Horszowski Trio

 2011年のホルショフスキ・トリオ結成のニュースは、個々のメンバーのキャリアが高く認識されているアメリカの音楽界で、大きな反響を呼んだ。
 結成発表のわずか数週間以内に、ニューヨーク、ボストン、ワシントン、フィラデルフィア、ロサンジェルス等、アメリカ主要都市を含める30カ所以上の演奏会がすぐに決定。その後、インドツアー、2014年の日本ツアーなど国際的な活躍へと発展し、その評価を着実に上げている。
 2014年、米国レーベルのブリッジ・レコード社からCDをリリース、英国グラムフォン誌からも高い評価を受けた。
 2018年は、恩師ホルショフスキの没後25年にあたることから、二度目の日本ツアーが実現した。

 ヴァイオリンのジェシー・ミルスは、ニューヨークで生まれ育つ。ナクソスからリリースされた数々の録音の中で、シェーンベルクのシリーズにおいて、既に二度、グラミー賞にノミネートされた。才能の幅は広く、作曲と編曲の他、ジャズも演奏し、チック・コリアや小曽根真とも共演している。
 ノーベル賞受賞の化学者の父を持つ、チェロのラーマン・ラマクリシュナンは、ハーバード大学で物理を専攻し、優等賞を得て卒業。その後、本格的に音楽に専念し、ダデラス弦楽四重奏団の創立メンバーとして11年間活動し、室内楽界での高い地位を築き上げた。
 ピアノの相沢吏江子は、内田光子の推薦で、13歳の時、カザルスホールでアレクサンダー・シュナイダーと共演。その直後、カーネギーホールとケネディーセンターでコンチェルト・デビューし、アメリカへ移住。ニューヨーク・タイムズに「深い感銘を与える才能」と評され、アメリカ、ヨーロッパ各地で、常に高い評価を得ている。

 ミルスとラマクリシュナンは、幼少時代からの音楽仲間で、後にニューヨークで、相沢と知り合った。三人は、音楽界のメッカ、ジュリアード音楽院、マルボロ音楽祭等で研鑽を積み、その豊かな経験と長年の友情は、お互いの信頼関係を深くしていった。そして2011年、偉大なピアニスト、ホルショフスキ(1892-1993) への敬意の元、未亡人の賛同と支援を得てトリオの結成が決定した。相沢は、カーティス音楽院でホルショフスキの最後の弟子でもあり、三人は、ホルショフスキの暖かく喜びに溢れた音楽には勿論、彼の誠実で謙虚な人柄からも強くインスピレーションを受けていることから、「ホルショフスキ・トリオ」の名前が生まれた。

 彼らのレパートリーは広く、伝統的な作品から、アメリカのJ. ハービソン、C. ウォリネン、N. ローレムといった、難曲の現代作品も含まれている。また、ホルショフスキ自身が交流を持っていた、ラヴェル、フォーレ、そしてサン=サーンス、ヴィラ=ロボス、マルティヌー、グラナドスといった作曲家の稀で貴重な作品も、積極的に取り上げている。
 ホルショフスキ・トリオは、ニューヨークを拠点に活動を展開しているかたわら、ロンジー音楽院で後進の指導にも力を注いでいる。2016年には、ロンジー音楽院のレジデントアンサンブルに選ばれ、ベートーヴェン・チクルスなどを行い話題となった。

 今後のCD録音としては、2019年1月にシューマンのピアノトリオ全曲がリリースされ、来シーズンにブラームスのピアノ三重奏曲、四重奏曲全曲のレコーディングが予定されている。
 2019年には、ロンドンのウィグモアホールへの出演を含むヨーロッパツアーも計画されている。

Keywords

「ミェチスワフ・ホルショフスキ」

 チェリストのカザルスの共演者として名前を記憶してる方も多いかと思います。カザルスがケネディ大統領に招待されたホワイトハウスコンサートでも共演し、その時の演奏はいまでも語り継がれています。

 母親が、ショパンの直弟子カール・ミクリの教え子であり、その母から直接ピアノの手ほどきをうけている。
 7歳以降は、ベートーヴェンの弟子のカール・ツェルニーを師とする名教師として名高いレシェティツキの指導を受けている。
 4歳の頃から「神童」とよばれ7歳の頃にはヨーロッパ各地で演奏旅行を行っている

 ホルショフスキの晩年のエピソードとして日本で有名なのが、盟友カザルスの名前を冠した東京の「カザルスホール」の落成記念のため95歳にして初来日したことだろう。
 若い頃より、フォーレやサン=サーンスとの交友があり、ホルショフスキ・トリオはCDでこの二人のピアノ三重奏曲を演奏している。
 ホルショフスキ・トリオの相沢吏江子は、彼の最後の愛弟子である。

「2009年ノーベル化学賞」

 リボソームにDNAの遺伝子情報を写し取ったmRNAがやってくる。また、tRNAがタンパク質の原料であるアミノ酸を運んでくる。そして、リボゾーム上でmRNAの塩基配列にあうtRNAが結合し、運んできたアミノ酸が数珠つなぎに結合していきタンパク質合成が行われる。

受賞理由
"for studies of the structure and function of the ribosome"
- リボソームの構造と機能に関する研究に対して

 細胞内タンパク質合成装置である「リボソーム」の細微な立体構造を決定し、どうやってタンパク質が作られるか、その詳細を明らかにした研究が対象となった。

 この研究を主導した3人の構造生物学者、結晶化を先駆的に進めたヨナス博士、50Sを構造決定したスタイツ博士、70Sを構造決定したラマクリシュナン博士が化学賞を受賞した。

  1. 遺伝情報からタンパク質が作られるという、生物にとっては最も基本的な生物反応の詳細なメカニズムを解明した。
  2. 巨大な生体高分子の立体構造解析研究(構造生物学)としての業績が多大であった。
  3. 最近感染症に対する、新規抗生物質の開発という応用的意義が大きい
 彼らの研究はこの3点が高く評価された。

 このラマクリシュナン博士が、ホルショフスキ・トリオのチェリスト、ラーマン・ラマクリシュナンの父である。

 構造が細微にわたって決定したことで、その機能も明らかになってきた。

「チック・コリアと小曽根真」

 小曽根真が東日本大震災の被災地を長期的に支援したいという思いに彼の友人達が参加して作られたチャリティ・アルバム『リブ・アンド・レット・リブ-ラヴ・フォー・ジャパン』の7曲目、モーツァルトの「アダージョ」にホルショフスキ・トリオのヴァイオリニスト、ジェシー・ミルスが参加している。このアルバムではジェシー・ミルスとの共演はないが、チック・コリアも夫妻で参加している。

 また、ジェシー・ミルスは2012年リリースのチック・コリアの「大陸」の室内管弦楽団にも参加。

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来場者アンケート

  • とても良かったです。
    ウォリネンの曲は初めて聞きました。現代曲はどちらかというと苦手なのですが、思わず惹きこまれました。
    ショスタコービッチは圧巻でした。この曲を聴けただけでも行って良かったと思います。
    これからも楽しみにしております。(匿名希望)
  • 素晴らしかった。ショスタコーヴィチに感動した。(八木 健史)
  • 2部の迫力ある演奏に感動しました。
    聞けてとても良かったです。
    1部でも、心に響きました。子どもたちは、ピアノとバイオリンが
    すごいと言っていました。私はチェロが好きなのでチェロすごかったです。(匿名希望)
  • トリオの迫力ある演奏が素晴らしかったです。
    子どもたちが邪魔をしてしまったと思います。
    申し訳ございませんでした。(匿名希望)
  • 現代音楽を含め、知らない曲も興味深く素晴らしくまた聞きたいと思った。(一筆 要)
  • これまで、トリオやカルテットには、あまり興味を感じることがなかったが、
    今日の演奏はダイナミックでかつ繊細であったためとても感動した。(匿名希望)
  • 確かに難しい現代音楽をコンサートで生で聴くのは初めてでしたが、
    冒頭で曲の紹介をして下さったのでいい導入になりました。(匿名希望)
  • クラリネット奏者なので、村林さんの御案内がなければ出逢うことの無い分野の音楽でした。
    アンサンブルに大切なコンタクトをステージ近くで拝聴し、とても勉強になりました。
    今後の演奏会も楽しみにしております。(匿名希望)
  • 室内楽なのでもっと静かな感じかと思っていましたが、予想とは違ってとても力強い演奏に引き込まれました。
    素晴らしかったです!
    またこのような催しがある時にはぜひお知らせ下さいませ。(匿名希望)
  • 素晴らしい演奏拝聴の機会を頂き感謝しております。世界が認める実力者ユニットの洗練された生演奏を間近に聴くことができて、まさに芸術の秋に相応しいコンサートでした。精緻を極めた完璧な演奏は、仕事で疲弊した身体に緊張を強いる厳格な類いのものではなく、ホール一杯に美しく響きわたって、聴き手を包んで癒してくれるかのようでした。解説を添えて頂けたこともあって、演奏者の表情や仕草にもそれぞれの曲のドラマを感じて感情移入してしまい涙腺が緩みました・・(匿名希望)
  • シューマン、現代音楽、ショスタコ、メンデルズゾーンといった広い分野の音楽を一度に聴くことができ、とても贅沢に感じました。特に現代音楽では今までの繊細なイメージが払拭されました。演奏者3人のそれぞれの音楽が際立ちながらも、フレーズの受け渡しがとても美しく、有機的な感じやたくましさを感じました。(匿名希望)

お知らせ

アンコール
メンデルスゾーン:ピアノ三重奏曲第1番 ニ短調 作品49 第2楽章

ピアノ譜めくり:中岡 祐子
ピアノ調律:荻野 哲也(ヤマハミュージックリテイリング)
チラシ・チケットデザイン:デイブレイクフレーバー

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